今日はアルコールの体への影響について。
アルコールの体への作用でよく知られるのが、Depressant=中枢神経抑制作用です。
大脳の働きを低下させ、集中力、記憶力、判断力、注意力が低下し、五感の認知力が低下、運動機能が低下。
だからお酒で痛い目見る人が多い訳ですね。
その他にもお酒は、食道ガンや肝臓ガン、乳ガン、結腸直腸ガンのリスクを高める事が知られており、発がん性物質でもあります。
以下がその他の飲酒のデメリット。
・ビタミンB12欠乏を起こしやすくなる
・ビタミンDとカルシウムの吸収率が低下する
・亜鉛とマグネシウム不足になる
・腸内細菌バランスがめちゃめちゃになる
・リーキーガットになる
・ホルモンバランスが崩れる
・炎症やアレルギーが悪化する
・肝臓障害を起こしやすい
・うつを引き起こしやすい
・認知力・記憶力の低下
・水分不足を起こしやすい
アルコールには強い利尿作用があり、アルコール50gを飲むことで1回600mlから1リットルの水分が体から失われます。
この影響は数時間に渡り、お酒を飲むと喉が渇いて起きたりするのはこのためなのですね。
アルコールを飲むと、ヒスタミンやプロスタグランジンの分泌が促進されるため、痒みが増したり、痛みが増したりと、炎症がひどくなります。
でもお酒って楽しいし、美味しい。。。
適量であれば問題はないのですが、その適量というのが実は予想以上に少なかったりします。
どれくらいの飲酒量だったらOK範囲なのでしょう?
最善とされるのは、1週間に最低2日の禁酒日を設け、それ以外の日も、男性は1日あたりの飲酒量が3-4ユニット、女性は2-3ユニットを超えない事だそうです。
1ユニットとは、10mlあたりに8gの純粋なアルコールを含む値。
ちなみに大体ですが、
ワインはグラス1杯で2ユニット。
カクテル1杯で2から5ユニット。
中ジョッキのビールは3ユニット。
男性は8ユニット、女性は6ユニットを超えると、暴飲とされるそうです。
日常的にお酒を飲むと脳細胞がどんどん壊れていくのが知られていますが、ほんの数日飲みすぎただけでも同じくらいのダメージが脳に起こることがわかっているそうです。
酒は飲んでも飲まれるな。