過去に何度か記事にしていますが、現代に生きる女性はエストロゲン過剰の状態の人が多いです。

今月のfxMedicineにエストロゲンバランスについての記事があったので、内容をシェアしたいと思います。

 

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現代女性に多くみられる、エストロゲン&プロゲステロン機能不全

 

 

このホルモンのバランスの乱れから起こってくる症状や病気は以下のように多岐にわたります。

  • 子宮内膜症
  • 子宮筋腫
  • 卵巣嚢腫
  • 乳腺繊維症
  • 乳がん
  • 子宮がん
  • 生理不順
  • PMS
  • 不妊
  • 慢性疲労
  • 頭痛
  • お腹&太股の脂肪蓄積
  • 乳房の痛み
  • 血栓の増加
  • 自己免疫疾患等
  • 自律神経失調症
  • 感情の乱れ
  • 鬱や不安症
  • イライラ感
  • 不眠
  • パニック発作
  • 脳の働きの低下
  • 抜け毛
  • 皮膚炎や肌荒れ

さてこのエストロゲン&プロゲステロン機能不全はどうして起こってくるか、その原因としてあげらるのが以下の3つだそう。

 

1. 体内でのエストロゲン過剰生産
2. エストロゲン代謝&排出機能不全
3. エストロゲン様作用物質暴露

エストロゲン代謝&排出機能不全は、主に肝臓が疲れていたり腸内フローラバランスが乱れていると起こりやすいです。

エストロゲン様作用物質への暴露は、言わずと知れた環境ホルモン。
これについては、なんども記事を書いているので今回は割愛させて頂きます。

さて、体内でのエストロゲン過剰生産について。

その主な原因は、アンドロゲン(男性ホルモン)過多により、アンドロゲンがエストロゲンに変換されてしまうというメカニズムによるもの。
この変換に関わるのが
アロマターゼという酵素。

乳がんがエストロゲン依存症の場合に使われるのが、アロマターゼ阻害薬というエストロゲンの合成を抑える薬です。

エストロゲンは卵巣で主に作られますが、脂肪でもアロマターゼという酵素に手助けされて作られます。

アロマターゼは脂肪組織でエストロゲンを作りだす酵素でもあり、アンドロゲンからエストロゲンを作り出す時に欠かせない酵素でもあります。

このアロマターゼの活動が活発になると、エストロゲンの生産も過剰になりがちなのですが、アロマターゼの活動を刺激する主な理由が炎症肥満だそう。

脂肪が増えれば増えるだけ、エストロゲンも増えがちですが、そこに炎症があるとアロマターゼが活性化され、数倍速でエストロゲン過剰に拍車がかかってしまいます。
肥満の人は、ビタミンD不足に陥りやすいという研究報告がいくつもありますが、ビタミンDにはアロマターゼ抑制効果があるそうで、肥満でビタミンD不足だと更にダブルパンチ。

 

肥満の人の脂肪組織は慢性炎症を抱えているため、肥満でビタミンDで炎症があると、エストロゲン過剰にとってトリプルパンチとなります。

 

さて、ビタミンD以外にもアロマターゼ酵素抑制や、エストロゲン代謝や排出に必要となるのが以下。

 

・ビタミンA

・亜鉛

・EPA

・ローズマリー

・クルクミン

・フラボノイド
・スルフォラファン
(ブロッコリースプラウトに含まれる)

そして、エストロゲンを分解して不活性化するのに欠かせないのがCOMT(カテコール-O-メチルトランスフェラーゼ)酵素。
この酵素がきちんと働くために欠かせないのが以下の栄養素だそうです。
・ビタミンB群

・SAMe
・マグネシウム

 

私もそうですが、メチレーションに問題がある人はやはり、ビタミンB 群、マグネシウム、SAMeが欠かせないかも。

 

しばらく摂っていなかったSAMeを早速摂ることにしました。

 

ホルモンバランスを整えるには、規則正しい生活と、栄養バランスの取れた食事適度な運動と睡眠腸内フローラのケア、そしてストレスマネージメントです。

おっさん化している女子は男性ホルモンも活性化されがちです。
胸がキューンとしたり、ときめきを感じるのって大切です!

40過ぎるとますます代謝は落ちる一方ですので、しっかり運動をして体を引き締めることも忘れずに!