世界中で広がるノープラスチック運動。
 

オーストラリアでも、最近大手のスーパーで無料のポリ袋が廃止となりました。
 

そんな中先日読んだ、珊瑚の白化の原因は海水中に浮遊するプラスチックなのでは?という内容のNew Scientistの記事。


 

ホワイトシンドローム(白化現象)と呼ばれる、サンゴの組織が白く壊死してしまうという病気にかかった珊瑚は、1年以内に死んでしまうそうです。
 

エルニーニョ現象のせいだとか、地球温暖化のせいだとか言われていますが、実はその病気の発症に海水中に浮遊するプラスチックが関係しているのかも?という内容。
 

ご存知の通り、海水中にも様々な細菌が住み、複雑で美しく素晴らしいBiodiversity(生物の多様性)を形成していますが、
なんと、プラスチックにもplastisphere(プラストフィアというのかな、日本語で)、細菌集団が生息しているそうで、それによって海洋生物、そして海水中のマイクロバイオームバランスが破壊されているのではないか?という説があるそうです。
 

それを証明する研究報告も紹介されており、なかなか興味深い内容でした。
 

プラスチックのプラストフィアによる珊瑚への影響を軽減する対策として、フロリダのDepartment of Environment Protectionは、なんと珊瑚に対してプロバイオティックの使用を検討しているそうです。

 

実は、海面養殖にもプロバイオティックスってすでに使われてるんですって。

知らなかった〜、と思って、思わず赤丸をしてしまった。
 

プラスチックと自然ってやっぱり相容れないものですよね。
 

では、人間と自然は?
 

人間って、生きてる事自体が地球にとって負荷がかかります。
 

なるべくその負荷を小さくしたいよね、と思います。