パンに限らず、ケーキやらパスタやらもそうですが、食べた後、頭がぼーっとしませんか?
日本も大分グルテンフリーという言葉が浸透してきたのではないでしょうか。
今ではラーメン屋さんでもグルテンフリー麺が選べるところもあると聞きます。
これは『’グルテン脳” 小麦粉が脳の前頭皮質への血流を妨げる』というタイトルの記事。
‘Gluten Brain’: Wheat Cuts Off Blood Flow To Frontal Cortex
なんでも1954年以降、統合失調症等の精神疾患がグルテンフリーダイエットで、一部改善、もしくは100%改善するという研究報告があるそうで、最近になってその研究報告が注目されているというものです。
60 Years of Research Links Gluten Grains to Schizophrenia
これは、『研究報告では60年以上もグルテンと統合失調症の関連が疑われている』、という記事です。
1997年のthe Journal of Internal Medicineの掲載されたケーススタディーによると、33歳の統合失調症で下痢と体重減少を経験していた患者に脳のCTスキャンをしたところ、前頭皮質への血流の悪さが指摘され、グルテンフリーダイエットをしたところ、下痢の症状だけでなく、前頭皮質への血流も改善され、統合失調症の症状も改善されたそうです。
2004年に上記の報告を調査するため、同じような研究調査がされましたが、
“Of the 15 untreated celiac patients, 11 (73%) had at least one hypoperfused brain region, compared with only 1 (7%) of the 15 celiac patients on a gluten-free diet and none of the controls”
やはりグルテンフリーを続けた患者の前頭皮質への血流に改善が顕著であったということです。
ただしこれはセリアック病の患者が対象です。
脳の前頭皮質は、記憶や学習などをコントロールしているところで、考えたり、判断したりする時に働きます。
小麦粉を食べる事で、頭がぼーっとしたり、忘れっぽくなったり、という報告はよく聞きますが、こんな感じでちゃんと科学されていたみたいです。
グルテンを構成するのは、グリアジンとグルテニンというたんぱく質ですが、小麦で問題になるのはグリアジンの方。
体内に吸収されたグリアジンは、体内でアヘン作用をもつエクソルフィンと呼ばれるポリペプチドに変化して、血液によって運ばれ脳に達し、血液脳関門を簡単に通り抜けてしまうと言われます。
エクソルフィンは脳のアヘン受容体に結合して、食欲増進や中毒作用など麻薬のような反応を起こすそうです。
そのため小麦製品を食べるととてつもない幸福感を得る事が出来(笑)、中毒性があり何度も食べたくなってしまうのですね。
豚骨ラーメンとか美味しいクロワッサン食べると、本当に至福な気分を味わえますよね。
先日のドーナッツとコーヒーの朝ごはんももう至福でした。笑
仕事中に小麦粉製品を食べてしまうと、脳への血流が悪くなるのか生産性が低くなるような気がします。
食べるなら、このあとは昼寝だけだ!っていう時とか、夕飯食べたらもう寝るだけの時とか?
ラーメンのお供に…という訳ではありませんがマルチジェスト酵素を私は摂ります。