ArtemisのGeneral Managerとミーティング&専属ハーバリストによる研修のためにニュージーランドの南島にあるダニーデンに来ています。
Artemisはスイス人のメディカルハーバリスト、サンドラ・クレアの立ち上げたハーブブランド。
もともとArtemisはサンドラのメディカルハーブクリニックとして始まったそうなのですが、そのクリニックで彼女が実際にクライアントに処方していたハーブを元にハーブティーやハーブチンキ、クリーム等が商品開発され、今に至るそうです。
今では中国等の海外からの進出話も後を立たず、どんどん事業拡大をしているそう。
サンドラが、現代のメディカルハーバリストたちと一線を画すのは、メディカルハーブには、通常一つのハーブが注目される2〜3の適用(例えばイチョウ葉だったら、血流改善とか認知力改善とか。オリーブの葉だったら免疫力とか。)だけでなく、500年の歴史を持つマテリアメディカを用い、ハーブに含まれる数種類、時には十数種類以上の薬効成分に着目し、その適用は20−30もあるはずだ、と主張するところだと思います。
まだ彼女の作るチンキは、フレッシュハーブを用いたハーブチンキ。
摘みたてのフレッシュハーブを、植物グリセリンに浸す事で最も強力なハーブチンキが出来上がるそうです。
メディカルハーブ講座を受講中の方はご存知かもしれませんが、フレッシュハーブを使うとフレッシュハーブの含む水分を考慮して、溶剤の量を決めなければいけないため、ハーバリストは通常乾燥ハーブをチンキに使うのですね。
サンドラは、NZ産のハーブに関しては全部手摘み。
その手摘み作業のビデオを今日見せてもらいましたが、本当に本当に素敵な場所で、スタッフが皆楽しそうに摘んでるの♪
私もいつかこの手摘み作業に参加したいなあ。
タイムに関しては、世界的に見てもセントラルオタゴ産のタイムが一番薬効成分が高いそうで、効き目が全然違うそうです。
タイムといえば、その強い抗菌作用や去痰作用が知られますが、肺のデトックスにも最適で、PM2.5対策として、大気汚染の激しい中国(日本もそうだと思います)には、今一番必要とされているハーブなのではと聞きました。
タイムは肺のデトックスにつながるため、呼吸がしやすくなり、胸を張る事ができ、勇気をもたらしてくれるハーブでもあるそうです。
“本来の自分自身を取り戻す” 勇気のハーブだとサンドラは語っていました。
今日は沢山ハーブの勉強をして、メディカルハーブへの情熱が更に高まりました。
オンラインストアでは、更にArtemisのハーブティーレンジを増やし、一番人気だというこのカユカユ対策ハーブチンキ&クリームも販売を始めることにしました。
ダーマヒール(現在入荷待ち)やダーマケアクリームのような外用クリームは取り扱いがありましたが、今まで内用のものがなかったので、これで相乗効果が得られるのでは、と思っています。
アトピー性皮膚炎や、湿疹、乾癬、乾燥肌によるカユカユに対して有効で、とても良いフィードバックをもらっているそうです。
ダニーデンには、私の大好きなOCHOチョコレートの本社もあり、明日はOCHOチョコレートの創立者のリズを訪ねます。
オーストラリアでも早く販売できたらいいな。
オセアニア産の厳選ナチュラルプロダクツといったらここしかないでしょ!というお店を目指して頑張ります。