先日のバイオスーティカルズのシンポジウムで得たSIBO情報をシェアしますね。
小腸とは、大腸と胃を結ぶ消化器の一部で、食べ物の消化や分解、吸収が行われます。
小腸にはリンパのネットワークがあり、免疫にとっても大切な場所です。
腸内細菌の数は大腸に比べると少なく、また種類も異なりますが、小腸にも腸内細菌は生息しています。
この小腸内に普段は大腸に住んでいるはずの悪玉菌が増えたりする事で起こるのが、SIBO (Small Intestinal Bacterial Overgrowth) 小腸細菌異常増殖です。
普段小腸には、液体1mlに対して10,000程度の細菌達が住んでいますが、これが液体1mlに対して100,000以上の細菌数に増え、更にその細菌の種類が大腸に住むそれに似通ってくると、SIBOとなります。
SIBOは下痢や栄養素の吸収消化障害や、食べ物を食べた後のお腹のはりやガスっぽさ、大人ニキビ等引き起こし、過敏性腸症候群 (IBS) やリーキーガット症候群やクローン病、エーラス・ダンロス症候群、強皮症、その他の多くの病気を引き起こします。
お腹のガスっぽさの原因が、ただ単に腸内フローラの乱れだと思い、プロバイオティクスや乳酸菌を飲んだところ症状が悪化したという方。
SIBOの疑いがあります。
SIBOは炭水化物の中でも繊維質を多く含む玄米や全粒粉を食べると悪化する事があるそうです。
お腹に繊維がいいからと、繊維質を多く含む炭水化物を食べると悪化したり、プロバイオティクスを摂ると悪化したりするのが特徴的ですね。
SIBOを持っていると、なんとたった30mlの牛乳を飲んだだけで、5000mlのガスを小腸内で発生するそうです!
SIBOを改善するには?
1. 原因を取り除くこと
2. 小腸内の細菌を減らすこと
3. リーキーガットを治すこと
4. プロバイオティクスを摂ること
この順番が良いとSIBOについてのプレゼンをしたスティーブン・サンドバーグールイス博士は言っていました。
小腸内の細菌を減らすには、アルカロイド類のベルベリンを含んだハーブが有効だそうです。
苦味の強いバーベリーやゴールデンシールが代表的です。
その他ホロピトでも改善したというケースも聞きました。
少々SIBO気味の私は、今回のシンポジウム中の食事に反応し、苦しいくらいのお腹の張りっぷりと、オナラが。。。笑
展示で試した、消化用のビター(苦味質のあるハーブのブレンド)を飲んだらものの10分でスッキリ!
こういう時にプロバイオを飲んでも落ち着かないときは、苦味の強いハーブのチンキをお勧めします。
以上、簡単ですがSIBOについてでした。