少し前に読んだScientific Americanの記事。

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これ永久保存版かもというくらい貴重な版。

男性と女性の違いを科学するという内容なのですが、特に興味深かったのが投薬量についての記事。

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女性と男性では、薬の代謝、耐性能力、副作用や効果にかなりの違いがあり、薬による副作用は女性の方が50%から70%も起こりやすいそう。
また体のサイズや、脂肪&筋肉量、ホルモンの影響等も考慮に入れると、男性基準で定められた投薬量が、決して女性に適している訳ではないという内容。
治療研究も対象は男性の場合が多く、2012年の冠動脈疾患治療に関する研究を分析したところ、83%の研究が女性のデータを含まないか、もしくは女性対男性の違いを分析していなかったという事がわかったそうです。

 

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2013年に、アンビエンいうアメリカで人気の睡眠薬の推奨用量が、女性に対してだけ半分の量に変更されました。

これは、アンビエンを服用した際、男性に起こる副作用は3%だったのに対し、女性に起こる副作用は15%だったという報告に基づく変更だったそうです。
これってメディカルハーブとか、サプリメントにも言える事なのじゃないかなと思います。
性別のみだけでなく、その人の身長、体重、代謝、食生活、ホルモンバランス、ライフスタイル全てを考慮した、パーソナルメディスンがこれからは増す増す重要視化されていくような気がします。